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2012/11/16

北海道北見支部タグラグビーティーチャー講習会 8月10日

主 催 北海道ラグビーフットボール協会北見支部
日 時 平成24年8月10日
会 場 北見市立北光小学校 体育館
受講者 10名
講 師 原田 直樹(北海道ラグビーフットボール協会)

 小学校の新学習指導要領に例示された「タグラグビー」が、全国の小学校体育授業に本格導入される中、北海道網走管内を所管する北見支部が、北見市内の小学校教員を対象にティーチャー講習会を開催しました。夏休みの研修期間を利用しての開催となりました。
 今回の講習は小学校教諭と地元のラグビー関係者10人の参加がありました。オホーツク圏ではラグビーが盛んなことで有名な北見市ですが、ラグビー人口の伸び悩みが目下の課題となっており、ジュニアチームの普及育成に期待がかかるところです。タグラグビーの普及を通じて、さまざまな動きを身につけるとともに、視野の広さや判断力、助け合いの精神を感じてもらい、ゆくゆくはラグビーを選択する子どもたちが増えることを願って裾野を広げる活動を展開していこうと思っています。

 講習会では、視聴覚室にてDVDを用いて小学生の体力低下や学校での体育授業の問題点などを解説し、更に体育授業の中でのタグラグビーの魅力や多種目との違いについてデーターを引用しながら講義を行いました。

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 その後、体育館に場所を移し実技研修を行いました。「金魚のふん」「チーム対抗タグ取りゲーム」「円陣パス回し」「1対1トライ合戦」の基本メニューでタグに慣れること、ボールに慣れることを意識し、各種目のポイントを説明しながら、タグの取りにくさ、ボールの扱いづらさを感じた後、工夫次第で扱いやすさが変わることを実感してもらいました。ランパスでは前に出る意識ともらうときのコーリングを、「ウォーキングタグラグビー」で動きの確認と適宜止めながらルールの解説をしました。最初は「スローフォワード」だけを反則とし、トライをとるまで攻撃してみたところ、序盤にあわてて前へパスをしてしまうミスがあっただけで、ちらほらとトライする場面が出始め、徐々にルールを加えて行きました。安全面への配慮を説明するまでもなく、接触プレーがほとんど発生しない中、オフサイドを適用してもいい段階に。「ボールを持ったら前にでる」「ボールを持った人の後ろを走る」を合言葉に、タグを取らせて前に出て、最後はスペースにパスを放ってトライと驚きの場面がしばしば。予想以上の飲み込みの速さに、教える方も面白くなり、ゲーム中の記録写真を撮り忘れるほど盛り上がってしまいました。

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 講習の最後には、サントリーカップ支部予選の開催案内と、他の教員仲間でタグラグビーに興味を持っていただける方がいた場合は、いつでも講師を派遣することを申し添え締めくくりました。
 講義終了後、ティーチャー講習会の参加者のうち社会人ラグビー経験者の3名がエデュケーター講習会を受講しました。講師の講義内容及び実技の指導方法等を通じて意見交換し、実際に指導するに当たっての注意点や「気づき」のポイントについて議論しました。以降、北見支部で「タグティーチャー研修会」を自らが企画・開催し、終了後諸々の手続き・報告を終えて、晴れてタグエデュケーターとしの資格が与えられることを説明し、講義終了しました。

報告:原田 直樹(北海道ラグビーフットボール協会 北見支部)

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