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2014/2/20

トライセットレポート「愛知県 名古屋市立八幡小学校」

学校名名古屋市立八幡小学校 実施日2学期
担当教員名手島拓哉・小島一乃 実施学年・人数4,5,6年生 32名
学校・学級紹介  名古屋市中川区の住宅街にある小学校である。学級数は22学級と名古屋市内では中規模である。かつて中日ドラゴンズの本拠地であったナゴヤ球場の近くに位置する本校では,野球やサッカーが人気で,部活動で汗を流すかたわら,クラブチームにも入って技術を磨く児童も多く,運動が好きな児童が多い。
 学校教育目標は「豊かな心をもち,たくましく生きる子どもの育成」であり,「勉強大好き・友達大好き・運動大好き」を3本柱に掲げている。
実施内容  4,5,6年生が行うクラブ活動「ボールゲームクラブ」で実施した。異年齢集団であるため,運動能力の高い6年生だけでなく,運動が得意でない4,5年生も活躍できる種目であると考えて導入した。
 1.タグ取り鬼…相手をかわすこと,相手のタグを取ることに親しむ。
 2.ボールを使った一対一…ラン攻撃のみの攻防を体験する。
 3.パス…楕円形のボールに親しむ。
 4.3人ランニング…パスをもらう動きを知る。
指導のポイント  初めての児童がほとんどであったため(一部の児童は昨年度少しだけ経験している),基本ルールのみで行った。
<基本ルール>
1.ボールを拾ったらゴールに向かって走り、一歩でもゴールに近づける。
2.接触をしない。タグを取る。タグを取ったら大声で「タグ!」と言う。
3.ボールを前に投げてはいけない。
4.タグを取られるまではパスをしない。
5.タグを取られたら速やかにボールを離す。(パスをする)
6.タグを取った子、取られた子は手渡しで返す、腰に着けるまで参加できない。
感想・印象
今後の課題
 前に投げることができないというルールに最初は戸惑うことが多かったが,徐々に慣れ,生き生きと走り回る姿が多く見られた。  タグ取り鬼では,たくさん取った児童が取られてしまった仲間を探して復活させたり,取られて一旦アウトとなった児童が仲間に危機を知らせたりと助け合う姿が見られ,その後の作戦を立てる際にも学年の壁が取れ,話し合いが活発になる集団作りができた。また,タグ取り鬼の評判がクラブ外の児童にも伝わり,体育の準備運動の一環として取り入れてほしいという声が上がった。
 前に投げられないという競技の特性上,ボールを持っている児童の斜め後ろに行けばパスが来る。そのため,ボールを持っていない時の動きが分かりやすく,どこに行こうかと迷うことなく動くことができているように感じた。
 毎時のまとめの際の様子を見ると,冬であるにもかかわらず,汗をたくさんかき,肩で息をしている児童がほとんどであった。また,「ボールを持って全力で走ったか」「トライできたか」「相手のタグを取ることができたか」という問い全てに全員が手を挙げることができた。

提出いただいたレポート

 1)実施レポート
 2)児童感想文
 3)写真
 4)指導計画

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