小雨の降りしきる寒さの中、大会開催が危ぶまれましたが、選手の願いが空へ届き、第10回の記念すべき大会を盛大に行うことができました。
　今大会は、高学年の部・下学年の部・女子の部・一般の部の4つに分かれて試合を行いました。タグラグビーを楽しむこと、たくさんの友達を作ることをコンセプトに、小学委員会をはじめ川南クラブや高鍋高校のみなさんのお手伝いをいただき、本大会の趣旨にのっとった試合が行われました。
　高学年の部は、12月に行われたサントリーカップ宮崎県予選大会で素晴らしい成績を残した、財光寺アスリートのスピード感あふれるプレーが随所に見られ、次々と得点を重ねていました。はじめて試合に参加するチームもありましたが、それぞれの持ち味を生かした作戦で、タグラグビーの楽しさを感じながら試合に臨むチームが多かったです。
　下学年の部は、ボールを持って走り回る大胆なプレーも多く、がんばる子どもたちを微笑ましく応援する保護者の方々がたくさん見られました。
　女子の部は、高学年の部に負けず劣らずの連係プレーが見られ、友達とパスをつなぐ爽快感を味わうチームが以前よりも増えてきている印象を受けました。
　小学校の授業やクラブ活動などで取り組む学校が増えてきていることもあり、年々タグラグビー人口も増え競技力も上がっていることを感じることができた大会でした。選手の皆さんは、違う学校の友達と交流することで、多くのことを学ぶことができました。雨のため最後まで試合を行うことができませんでしたが、タグラグビーの楽しさを味わうことができました。

報告：三角朋弘（宮崎県ラグビーフットボール協会　タグラグビーインストラクター）