主催者 |
中野区立塔山小学校 |
日 時 |
平成24年11月22日(木)・13時30分~15時10分 |
会 場 |
中野区立塔山小学校(校庭) |
受講者 |
中野区立塔山小学校生徒・6年生(1組・2組)56名 |
講 師 |
佐々木文昭(日本協会 普及・競技力向上委員会 普及・育成部門アドバイザー) |
今回の指導は、日本ラグビー協会宛てに直接、中野区立塔山小学校より講師派遣の要請が寄せられました。
日本ラグビー協会の派遣講師として16日に事前の打合わせに出掛け、現在の6年生2クラスは、既に昨年度の体育の授業でタグラグビーに取り組み、なんとか試合展開まで行える様になっているとの事でしたが、今年の6年生の授業ではさらに、先生及び子供達自らがレフリーを務め、笛が吹けるまでに指導して欲しいとの、これまでの他校の指導とはチョット違ったリクエストをいただきました。
指導当日の22日午後は、薄曇りの肌寒さを感じる天候でしたが、私所有のアクメの笛を3個持参し、6年生の5時間目+6時間目の体育の授業で、タグラグビーの試合とレフリー・笛の吹き方等の指導に出掛けて来ました。
指導前、斉藤校長先生との懇談で、中野区内の小学校では、塔山小学校以外全ての小学校が「フラッグフット」を導入しており、唯一、塔山小学校だけがタグラグビーを行っている事をお聞きし、その理由として、フラッグフットとタグラグビーを間違って・同じスポーツと思い、導入・指導してしまったとのお話をお聞きしました。
また、校長先生自らサッカー日本代表のブルーのジャージを着込み、校庭に出て子供達と一緒に試合に参加し、ボールとタグを懸命に追いかける熱心なその姿が印象に残りました。
早速、校庭で子供達へのタグラグビーの指導に入り、一対一のタグ取りで基本動作をおさらいし、パスの重要性を理解させ、今日のゲームにおける基本ルールを確認し、先ずは私の笛で5人対5人による試合をスタートしました。
試合を開始して気付いた事は、昨年度5年生の体育の授業で基本ルールについてシッカリと指導を受けた成果として、オーバーステップを子供達自らが理解・守っており、タグを取られた位置まで戻り味方にパスを出していたのには、感心させられました。
次に、先生+生徒に笛を持たせて実際に笛を吹いてもらう事になり、先生からレフリーを務める生徒とタッチジャッジを務める生徒2名が指名されグランドに立ちました。
私から、コール・笛の強弱・立つ位置(見る位置)・走るコース等を指導し、一緒にグランドを走り授業の終わる頃にはなんとかさまになるレフリーが誕生しました。
報告:佐々木文昭(日本協会普及・競技力向上委員会アドバイザー)
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