学校・学級紹介 |
本校は福井県の西端に位置し、京都府との境にある山間部の学校である。全校児童は122名。旧名田庄村が、隣町の大飯町と合併しておおい町名田庄となった。 3年生は男子9名、女子7名の計16名。体育が好きで、特にリレーやドツジボールか好きである。鉄棒の逆上がりは、7割の子どもができる。 |
実施内容 |
トライセットが来るまでは、タグの代わりに細いビニール製のロープを40cmあまり両腰から垂らしていた。タグを取る感覚を掴ませるために、ロープを取り合うゲームをしていた。
最初は、ポールに慣れるためにラグビーボールで前パスの練習をして、ポールの感覚に慣れるようにした。その後、ランニング・パスをペアで行った。この時は、バックパスで行った。
次に、ディフェンスをオフェンスから1m後ろに位置させ、オフェンスがゴールまで逃げ切る練習を行った。初めはパスをしないで行い、慣れてきたら一人にパス、二人にバスと増やしていった。
最後に、2対2のゲームをして、パスで攻める感覚とタグをとるディフェンスの感覚を掴んだ後は、4対4、8対8のゲームをした。 |
指導のポイント |
タグをとることは難しくないため、タグをとる活動は、鬼ごっこやかけっこなどバラエティー豊かに取り組むことができる。
パスを後ろに出すパック・パスも慣れてくれば問題はないが、パスの受け手が後ろに回り込むことが難しい。ゴールは前にあるので、どうしてもボールよりも前に進みたくなる。そのため、ボールよりも前に走ってしまう。ボールより前にいたのでは、パスをもらうことができない。このことに気づくのは時間がかかる。
後ろに回り込む感寛をしっかり指導しないとゲームができない。慣れることが大切であるため、「習うより慣れろ」でゲームの中で覚えることができるように指導した。 |
感想・印象 今後の課題 |
ドリブルでボールを運ぶバスケットやサッカーなどの競技と違い、走るだけでボールを運ぶことができるので、低学年の子どもたちにとってタダラグピーは取り組みやすい。ドリブルをしないので、走ることに専念できる。そのため走力がつく。自然と長い距離を走るので持久力がつく。ディフェンスをかわすために自然とステップを踏むので、敏捷性が養われる。他の競技と違い、ドリブルという難しい技術が必要ないために、総合的な走力・脚力が身に着く。
また、ボールを持っている人の俊ろにつかなくてはいけないため、フォローする気持ちが自然と出てくる。一人では攻めきれないので、チームとして動こうという気持ちが出る。チームワークが育まれる。
タグラグビーは楽しみながら走力・チームワークを大切にすることが習得でさるゲームである。 |