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2013/11/27

沖縄県 タグラグビーティーチャー研修会

主 催 (公財)日本ラグビーフットボール協会
日 時 平成25年8月2日
会 場 読谷村古堅小学校
受講者 41名(スタッフ4名)
講 師 寺西 千早(沖縄県ラグビーフットボール協会 タグラグビーエデュケーター)
島袋 法匡(沖縄県ラグビーフットボール協会 タグラグビーエデュケーター)
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 夏休みの8月2日、タグラグビー指導法研修会を行いました。昨年度と比較して参加者は減少しましたが、沖縄県全域より参加があり、少しずつタグラグビーが学校体育に普及し、先生方も指導法に興味をもってくれていると感じています。昨年度参加していただいた先生方も多く大変充実した研修会となりました。
 まず、理論研修にてタグラグビーが学校体育にもたらす有用性や学級経営に活かすことのできる新しいスポーツであること、どのスポーツでも必要となる調整力を培うことができることを説明しました。
 次に、実技研修において、どの学年にも共通している体つくり運動からペアで行える体ほぐし運動をはじめに取り入れ、その後、タグを使った遊びの活動を紹介しました。どの活動をするにあたっても、活動のねらいと子どもたちにどのような力をつけようとしているのかを具体的な手だてや声かけを明確に伝えました。また、今回の研修会においては、タグラグビーの指導法というより、体育科の授業の根底にある安全面への配慮、学校体育として他の運動や学級経営とどのように関連付けることができるか、さらに学習指導要領で謳われている思考力・判断力・表現力の育成とのつながりを意識して講習を進めました。参加された先生方が、タグラグビーの指導法の活動そのものを楽しみながら、かつ休憩時にはメモをとるなど、2学期からの体育科の授業に活かそうと積極的に取り組む様子が見られました。

 昨年度の反省から、タグラグビーの授業で先生方が一番困っていることはルールの理解でした。そのため、今年度の研修会はタグラグビーのゲームに多くの時間をかけました。はじめから、ノックオン、スローフォワード、オフサイドのルールを適用し、ゲームを楽しみながら、タグラグビーのルールを体感していただきました。
 研修会に参加してくださった先生方からは、「昨年度の研修会を受けて、学級の実態に応じて、ローカルルールを適用することで、子どもが主体となった授業作りができた。」「ルールが難しいと感じたが、ゲームをしてみると徐々に理解することができました。」「ルールを工夫するだけで、皆が楽しむことができるボール運動になることがわかりました。今日をきっかけに指導方法を勉強していきたいです。」ととても良い感想が多くありました。

 また、昨年度に引き続き多くのスタッフに支えられて、会場全体が笑いあふれる楽しい雰囲気のもとで研修会を進めることができました。参加してくださった先生方はたくさんの汗を流しながら、笑顔で活動そのものを楽しむ様子が見られました。今回の指導法研修会で感じた運動する喜びをそれぞれの学校に持ち帰り、それぞれの学校の子どもの健やかな体と心の成長に役立つことのできる教材として、タグラグビーを活用してもらえたら最高だなと考えています。
 今後もタグラグビーの普及に向けて、様々な研修会の企画・運営に努めていく所存です。

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報告:寺西 千早(沖縄県ラグビーフットボール協会 タグラグビーエデュケーター)

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