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2014/2/20

トライセットレポート「岡山県 勝央町立勝央北小学校」

学校名勝央町立勝央北小学校 実施日平成26年1月~2月
担当教員名国正 耕一郎 実施学年・人数3年生 32名
学校・学級紹介  勝央北小学校は、全児童219名の中規模の学校です。氷ノ山・後山・那岐山国定公園の代表的な山である那岐の連邦を仰ぎみ、日本原高原に南接するゆるやかな第三記層の丘陵に立地している。保護者や地域の人々は教育熱心で、学校への期待も大きく、協力や支援が得られやすい。
 子どもたちは休み時間には運動場に駆け出し、力一杯走り回って過ごす姿が見受けらる。体育の授業を好きと答える子が多く、難しい課題にも意欲的に取り組む児童が多い。とりわけ3年生はエネルギッシュな子が多く、何事にも進んで取り組んでいる。
実施内容 1.タグ取りゲーム
2.円陣パス
3.ランゲーム4対4(ボール1個)
4.ランゲーム4対4(ボール4個)
指導のポイント  まずは、“タグに慣れる”ということを目的にして、タグ取りを行った。タグをとる際のルールを徐々に確認した。
 次に、ラグビーのルール「前には投げてはいけない」ということを子どもたちと確認し、円陣パスを行った。1分間で何回パスを回せるかを各チームで毎時間競わせた。自然に「円になろう。」の声かけで近い距離での円陣・遠い距離での円陣を作るチームがあり、2つのチームを比較することで近い距離での円陣のほうが安定して素早くパスを回せることに気づくことができていた。
 そして、ランゲームを行った。ランのポイントとして次の2点を確認させた。
(1)相手チームをだますこと
(2)混乱させること
 攻撃前には1分間の作戦タイムを持ちゲームを行った。ボール1つでは、なかなか点が入らずディフェンス中心のゲームになっていた。作戦を立て、点を取る喜びを体験させたかったのでボール4つのランゲームを行った。ディフェンス側が1つのボールに集まることを利用した“おとり作戦”により、点が入りやすくなった。徐々に子どもたちも点が入ることに喜びを感じ、積極的に作戦会議を行ったり、仲間に指示を出したりする姿が見受けられるようになってきた。
感想・印象
今後の課題
 3年生という発達段階、タグラグビーに初めて取り組むということを考慮し、パスを入れたゲームを行わなかった。子どもたちからはパスを入れてゲームをしたいという声も上がっていたが、高学年に向けて徐々にパスを使ったゲームに発展させていきたいと考えている。(各学年に応じた系統的な指導が必要だと感じた。)
 ゲームの中では、通常の体育の授業では、なかなか活躍できない子どももボールを持って点を取りにいったり、積極的にタグを取りにいったりする姿が多く見られた。
 いただいたトライセットを使って十分楽しませることができた。戦術を立てる面白さを体感させることができなかったことなど、指導は十分ではなかったが、ぜひ来年度も挑戦したい。

提出いただいたレポート

 1)実施レポート
 2)児童感想文
 3)写真

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