学校・学級紹介 |
本校は、高知県の中心部高知市の西隣に隣接するいの町にある。すぐそばには、日本一美しい「仁淀ブルー」といわれる仁淀川がある。
校区には、天王ニュータウンがあり、一時は700人を超える児童が在籍していたが、ニュータウンも高齢化が進み、児童数も減少し現在は203名となった。本校は、地域コミュニティースクールの指定を受けて、地域と協働した学校づくりをすすめている。
6年生は、1組22名、2組21名、計43名である。地域スポーツとして野球、サッカー、水泳、ダンスに取りくんでいる児童も多数いる。タグラグビーは、初めて取り組むスポーツである。
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実施内容 |
本単元は、全6時間で行った。単元前半は、ボールやタグの扱いに慣れる運動を多く取り入れ、授業の後半にはミニゲームを行った。単元後半には、ゲームを中心に行い、チームで作戦を取り入れる時間も確保した。
ルールについては、単元前半から後半にかけて、徐々にルールを厳しくしていくことで、タグラグビーを運動の苦手な児童も楽しんで取り組めるように配慮した。
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指導のポイント |
毎時間、授業の初めと終わりに振り返りを行い、ルールの確認や試合中の動きについてのアドバイスを行った。
ルールは、授業を重ねるごとに少しずつ厳しくしていくことで、タグラグビーの本来の楽しさを味わわせた。
チームの動きや作戦を考える時間を確保した。これにより、客観的に自分たちを振り返るようにさせた。
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感想・印象 今後の課題 |
タグラグビーは、中学年で取り組まれることが多いが、高学年で取り入れる効果も検証することができた。特に、高学年になると体力差が開き、スポーツの経験値も大きな差がある。この運動面の二極化が進んでいる中で、タグラグビーの効果を実証することができた。だれでも簡単に取り組むことができ、豊富な運動量を確保することができた。
特に、運動の苦手な児童の意欲喚起や豊富な運動量を確保できたことの効果は大きかった。また、仲間と作戦を立てたり試合中の動きを振り返ったりすることで、言語活動の充実にもつなげることができた。
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