ホーム
ニュース
記事詳細

ニュース

2014/9/5

江戸川区立春江小・タグラグビーティーチャー養成研修会

主 催 日本ラグビーフットボール協会
共 催 江戸川区立春江小学校
日 時 平成26年6月14日(土)
会 場 江戸川区立春江小学校(視聴覚室・体育館)
受講者 春江小学校教員、春江小学校PTA・おやじの会 計10名
講 師 玉垣和平(関東協会コーチ委員会)
支援指導者 佐々木文昭(日本協会 普及・競技力向上委員会委員 普及・育成部門アドバイザー)
写真 写真 写真

 真夏日を思わせる暑さの厳しい中、江戸川区立春江小学校教員及びPTA・おやじの会の方々10名に参加いただきました。初めに梅林PTA会長からお挨拶をいただき、私たちタグラクビー指導者の紹介をしていただきました。新しく学習指導要領に例示された「タグラグビー」を、教育の現場で行うことができないか、体育の授業に導入したいが、指導に当たる体育主任の先生を含めPTA行事としてもタグラグビーを実施したいとの希望をいただき、今回のタグラグビーティーチャー養成研修会が開催されました。
 前半の講義では、研修会の趣旨説明が行われた後、早速、私の方から小学校の体育学習におけるタグラグビーの可能性」のタイトルで、(1)ボールゲームの授業をめぐるひとつの問題、(2)問題の解決へ向けた2つの取り組み、(3)学習指導要領との関係について、(4)タグラグビーの魅力と題して講義を行いました。タグラグビーの特長として、体育の授業中のボールゲームであまり参加できない引っ込み思案の子供やボールに触ることのできない子供もいつの間にかボールをもって走れることが出来るようになります。また他のボールゲームと違いほとんどの子供が初めて行うために一人一人の個人の能力差があまり感じられない競技であることを説明しました。

写真 写真 写真

 次にDVD を観ながらゲームを始めるための準備体操、ボールの扱い方、パス、キャッチ、ランニングについてルールを交えて説明しました。「ラグビーとはボールを持って走ることに制限がないとの定義があるが、ボールを後ろにパスしながらどうやってゴールに近づくのか」との素朴な質問に、「ボールを持ったら前へ走ること」が大事だと説明しました。タグラグビーを初めて見る皆様の意欲や熱心さを感じることができました。
 後半の実技指導は体育館を使って行い、まず、「小学校におけるタグラグビーの指導方法」とのタイトルで、(1)準備運動としての遊び(低学年で扱う運動遊びを含む)、(2)やさしいルールによるゲームとその指導法、(3)発展したルールのゲームとその指導法、(4)攻め方と守り方の作戦例と題して、基本となる2人1組のタグの取り合いと、大きな声で「タグ」の発声練習、タグ取り鬼ごっこ、パスの練習等のタグラグビーのゲーム・試合を行ううえでの基本を学んでいただき、最後に2チームに分かれた模擬試合を行い、試合の途中でプレーを止め解説を行う等により、試合・ルールに関する理解を深めていただきました。
 体育館の場合は、床が固いのでトライはゴールラインを駆け抜けるだけでOKなど少しルールの規制を緩めるだけで、タックルもなくタグの取り合いだけの鬼遊び、しっぽ取りゲームの延長で安全で楽しく運動量の多いスポーツとなります。
 講義・実技指導共に、全ての受講生が熱心に受講し、嬉々として動き、大汗をかき、最後に色々な質問が飛び出し、参加者全員にタグラグビーの魅力・有効性等を学ぶ・理解していただき、今回の「タグティーチャー養成研修会」も良き理解者を増やす事に成功し無事終了しました。午後の短い時間でしたが、これからはPTAの方、おやじの会そして教員の方がタグラグビーの指導者となり子供たちに楽しいタグラグビーを教えていただければと思います。春江小学校の皆様お疲れ様でした。そしてありがとうございました。

写真 写真 写真
写真 写真 写真

報告:玉垣和平(東京都タグラグビーエデュケーター/関東協会コーチ委員会)

ニュース一覧へ