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2014/9/26

神奈川県タグラグビー指導者養成講習会

主 催 日本ラグビーフットボール協会
日 時 平成26年8月20日
会 場 中井町立中村小学校
受講者 17名(スタッフ6名)
講 師 小川 孝(神奈川県ラグビーフットボール協会 タグラグビーエデュケーター)
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 平成26年8月20日(水)午前9時00分より、平成26年度第3回タグラグビー指導者養成研修会を足柄上郡 中井町立中村小学校(足柄上郡中井町半分形350)視聴覚室及び体育館を会場に日本ラグビーフットボール協会主催、神奈川県ラグビーフットボール協会主管で実施した。当日の参加は、県下足柄上郡内の12小学校から体育主任17名の先生方が参加した。
 研修会前半はパワーポイントとテキストを使用しての講義を行った。内容は「小学校の体育学習におけるタグラグビーの可能性」をテーマに、小学校学習指導要領体育科解説の中のゴール型ボールゲームに例示されたタグラグビーが、全国の小学校から注目されている理由を考えていった。「ボールゲームの授業をめぐる問題」を掲げ、ゲームに参加できないY子ちゃんを例示しながら、問題解決へ向けた取り組みのひとつとして陣取りゴール型のタグラグビーの魅力を、データを交えて論証していった。

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 研修会後半の実技は、以下の通りである。
1)三角ランニング(金魚のふん:パス無し) ボールを持ったら先頭で走る。
“ふん”は先頭を追う。
2)1対1手つなぎタグ取り 遊びの要素を取り入れてタグ取りの基本を覚える。
3)ボール集め 4つコーナーをつくり、7個中、3個のボールを集める。
周囲への状況判断、チームの協力性を高める。
4)円陣パス ボールタッチの回数を増やしながらパス・パスキャッチに慣れる。
5)三角ランニング(パス有り) 金魚は先頭で前に出る。“ふん”から“金魚”へ。
歩く程度から始め、ボールを持ったら前に進む。
6)1対1トライ合戦 実戦へ向けての基本の形を経験。
7)ゲームの練習(1) 5対5で歩きながらタグ回数無制限のゲーム。
8)ゲームの練習(2) 5対5で実際のゲーム。(オフサイドはパスカット以外はとらない。)
留意点として、「走る」・「パス」・「タグ取り」の易しい基本の動きを重視した。

 実際の児童のプレーを想定しながら単元の進め方を例示し実技講習を行った。先生方がお互いに声を掛け合ったり話し合ったりしながら進めておられ、有意義な実技の時間になったと感じる。

 実技終了後、会議室へ戻り講義の続き(まとめ)を行った。
 「タグラグビー」の指導のポイントについて確認し、質疑応答の時間を設けた。
 今回参加の先生方は、既に授業でタグを実施されておられたり、今秋に研究授業(タグラグビー単元)を予定されておられたりする方々であったので、積極的かつ円滑に本研修を進める事が出来、研修会を終えた受講者の先生方から、「タグラグビーの基本動作からゲームへの流れを再確認することができました。」などのありがたいご感想が聞かれ、有意義かつ充実感を得て頂いたと思う。
 本研修会に参加の皆様が、授業やクラブ活動の現場で児童に接し、研修内容のいくつかでも実践して頂き、タグラグビーの普及の一助となれば幸いである。

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報告:小川 孝(神奈川県ラグビーフットボール協会 タグラグビーエデュケーター)

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