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2015/10/22

佐賀県タグラグビー指導者養成講習会

主 催 日本ラグビーフットボール協会
日 程 平成27年8月17日
会 場 メートプラザ佐賀
受講者 12名(スタッフ3名)
講 師 徳島 恒雄(佐賀県ラグビーフットボール協会 タグラグビーエデュケーター)
講師補助 持丸 博紀(佐賀県ラグビーフットボール協会 タグラグビーエデュケーター)
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 今回の参加者の中には、すでに何年もタグラグビーの授業をされてる先生から、授業はおろか、タグラグビーを見たこともないという先生までいらっしゃいました。参加者のタグラグビーの経験値の差が大きいなかでの研修会でした。

 前半の講義の部分では、ティーチャー研修会用のスライドを用いて、タグラグビーが持つ運動の特性を強調し、授業で取り扱うことの意義を中心に話をしました。参加者には、授業でタグラグビーを取り扱うメリットが分かってもらえたのではないかと思います。
 休憩をはさんで、後半は実技の講習でした。タグラグビーが初めてという参加者がいることを意識した実技を行いました。
 また、授業でタグラグビーを取り扱うことを念頭に置き、「タグに慣れる」「ボールに慣れる」「ゲーム」といった段階的な指導ができるように実技をプログラムを考えました。  実技で行ったメニューは以下の通りです。参加者みんなで楽しく実践しました。

  1. 2人組でのタグ取り(手つなぎタグ取り)
  2. 牛馬のタグ取り
  3. ボールかタグか
  4. タグ取りへび
  5. ボールリレー
  6. 円陣パス
  7. 通り抜け鬼
  8. ゲーム…歩き・手渡しパス→走って・パスあり→タグの制限をつけて

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 どのメニューも、まずは基本的なものを全員で行い、その後、必ず発展形を紹介したり体験したりするようにして、いろいろな学年で子どもたちの発達段階に応じて取り扱うことを伝えるようにしました。ました。また、怪我を予防するための方法など、安全の視点からの話も付け加えるようにしました。
 実技は参加者の皆さんにとても好評でした。特にゲームの体験では、歩き・手渡しパスのゲームに慣れてきたところで、参加者の方から、「パスをしていいことにしよう」「少し走ってみては」といった声が出ました。易しいゲームから本格的なゲームへという流れを、自ら実践することができたのではないかと思います。短い時間ではありましたが、子どもたちの発達段階を体感することができた実技の時間でした。実技の後は、ルールの工夫、授業での取り扱い方の提案など、まとめの講義を行いました。

 参加者の皆さんからは、「どの子でもたくさん運動ができて楽しくできそうなので、2学期以降の体育で是非取り入れてみたい。」「運動を通して仲間作りとしても取り組みたい。」「運動が苦手な子どもでも運動量を十分確保することができそう。」「トライをチームメイトが決めたときの喜びは自分のことのようにうれしいです。この思いを子ども達にも感じさせられるように、これから実践していきます。」といったコメントをいただきました。

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報告:徳島 恒雄(佐賀県ラグビーフットボール協会 タグラグビーエデュケーター)

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