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2016/1/26

台東区立蔵前小学校タグラグビーティーチャー養成研修会

主 催 (公財)日本ラグビーフットボール協会
共 催 台東区立蔵前小学校
日 時 平成28年1月15日(金)
会 場 台東区立蔵前小学校(体育館)
受講者 蔵前小学校教員22名
講 師 佐々木文昭(日本協会 普及・競技力向上委員会 普及育成部門アドバイザー)
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 今回、蔵前小学校での研修会開催となったきっかけは、以前、世田谷区の小学校をお借りし幼稚園児向けのタグラグビー研修会を開催した際、校長先生とも名刺を交わしておりましたが、たまたま、タグラグビーの指導でお困りの蔵前小学校・針谷校長が友人だった事から、お助けコールが私の下に届き、早速、蔵前小学校を訪れ針谷校長の相談に乗る事となりました。

相談の内容は多岐に渡っており、古くなった校舎の建て替えを控え、数年間今の場所に戻れなくなる事から、子ども達の思い出作りに「ラグビーワールドカップ2015」で大活躍した「ジャパンラグビー」をメインに据えラグビーに関する色々な催しをやってみたいとの、願ってもない大変嬉しいリクエストをいただきました。

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私からの提案は、(1)まずは、先生方を対象とした「タグラグビーティーチャー養成研修会」開催は勿論の事、(2)その後、予定されているタグラグビーでの公開授業における先生へのアドバイス+サポートをお引き受けし、(3)子ども達の思い出作りの決め手として、6年生+5年生に大学ラグビー部員との交流を図り、(4)元日本代表選手等に講演をお願いするとの事でした。
私の提案を快諾していただき、早速、私の学生時代のコーチで現在でも頻繁にお付き合いしている、日本体育大ラグビー部ОB会長・鈴木さんから、ラグビー部長+田沼監督に話を繋いでいただき、快くお引き受けしていただく事になりました。

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来月中旬、蔵前小学校において、タグラグビーでの公開授業に対して私がアドバイス+サポートを行い、翌日午前中、子ども達と日本体育大ラグビー部員によるラグビー交流を図り・給食を共に取り、午後、子ども達は勿論の事、区の関係者+近隣住民等を集め、元日本代表選手・田沼監督が講演を行う事がセットされました。

さて、本題の研修会のお話ですが、放課後の時間帯、限られた時間を使っての研修会開催だった事から、駆け足での研修会となりましたが、先生方には教室に時間きっかりに集まっていただき、前半の講義冒頭には針谷校長の挨拶・講師紹介からスタートし、「小学校の体育学習におけるタグラグビーの可能性」のタイトルで、(1)ボールゲームの授業をめぐるひとつの問題、(2)問題の解決へ向けた2つの取り組み、(3)学習指導要領との関係について、(4)タグラグビーの魅力と題して講義を行いました。

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引き続き後半の実技指導は体育館に場所を移し、「小学校におけるタグラグビーの指導方法」とのタイトルで、(1)準備運動としての遊び(低学年で扱う運動遊びを含む)、(2)やさしいルールのゲームとその指導法、(3)発展したルールのゲームとその指導法、(4)攻め方と守り方の作戦例と題して、基本となる2人1組のタグの取り合いと、大きな声で「タグ」の発声練習、タグ取り鬼ごっこ、金魚の糞に見立てたホローの練習、サークルを作ってパスの練習、桃太郎と鬼が島の合戦と名付けた、ボールを持って走り鬼が島の鬼を交わすゲーム等のタグラグビーのゲーム・試合を行ううえでの基本を学んだ所で、歩くスピート・タグ無制限での試合・指導からスタートし、徐々にスピードを上げタグの回数も数え、本格的な試合を体験していただいた所で、本日の実技指導は修了。

受講された先生方皆さん、実技指導の終了時には息を弾ませ・汗をかき、タグラグビーの運動量の多さを身を持って体験し、タグラグビーの可能性について納得していただき、早速、体育の授業に取り入れ・実践してみたいとの嬉しい声が聞かれた事を報告し、レポートの結びと致します。

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報告:佐々木文昭(日本協会普及・競技力向上委員会アドバイザー)

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