東芝ブレイブルーパスグラウンドで「タグラグビー指導者講習会」を開催
7月3日(土)、ジャパンラグビー トップリーグに参加する東芝ブレイブルーパスグラウンドにて東京都ラグビーフットボール協会主催の「タグラグビー指導者講習会」が開催されました。 当日は、府中市内の小中学校の先生を中心に、近隣の多摩市などからも参加者が訪れ、役30名が集まりました。また、東芝ブレイブルーパスからも廣瀬俊朗主将、望月雄太選手、オト・ナタニエラ選手、吉田良平選手、佐藤資選手の5名が参加してくれました。 午前9時からスタートした講習会では、講師の鈴木秀人氏(日本協会普及・競技力向上委員会タグラグビー部門委員、東京学芸大学准教授)を中心に、まずは映像やスライドを使って「小学校の体育授業で教える運動としてタグラグビーが持っている良さ」についての講義が行なわれました。講義を通して、タグラグビーが持つ魅力や特性を説明しグラウンドでの実技に移りました。 実技講習では、準備運動からタグつけ方等の基本から、実際の授業においてタグに慣れることからゲームに至るまでの過程で必要な要素がつまったドリルを紹介、実践しながら行なわれました。この講習会で初めてタグに触る参加者もいたようですが、説明の場面では子ども達に教える側としてしっかりと聞き、実際に体を動かす場面では、タグの楽しさを存分に感じていただけたようでした。最後は、簡単なタグラグビーのゲームを体験していただき、指導する際の注意点などを確認して実技講習を終えました。 その後、再び会議室に戻り、「タグラグビーの指導のポイント」や「年代別のルールの工夫」等のまとめの講義を行い、参加者からの質疑応答に移りました。質疑応答では、「中学年を指導する上で、男女ミックスで行なうべきか?」、「ゲーム中のレフリングについて、セルフジャッジを導入するべきか?」など、具体的な内容の質問が飛び交いました。 今回開催された府中市では、府中市ラグビーフットボール協会、東芝ブレイブルーパス、サントリーサンゴリアスを中心に平成19年度から「タグラグビー指導者講習会」を実施しており、市内ほとんどの学校の先生が講習を受けているとのこと。初年度こそ、府中市ラグビー協会や東芝ブレイブルーパス、サントリーサンゴリアスの普及スタッフが出張指導を行なっていましたが、現在では先生方を中心に指導体制が整っているようです。また、地元企業とのタイアップの力も大きく、(株)ファルマ様のサポートを受け、市内の学校にタグセットを配布し、タグラグビー大会のフォーリスカップを開催するなど市をあげてのタグラグビー普及に努めていただいています。 東芝ブレイブルーパス 廣瀬俊朗選手コメント「我々も日頃からラグビーの普及には取り組んでいますが、今日の講習会でタグラグビーの教育現場での取り組みについて触れることが出来、非常に価値のあるものとなりました。この講習会で得たことを通じ、今後の普及活動に生かして行きたいと思います」 ■実施要綱
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