ラグビーワールドカップは、4年に1度行われる「ラグビー世界一」を決める大会です。
第1回大会は、1987年にニュージーランドとオーストラリアで開催されました。その後、南アフリカやウェールズ、フランスなどで行われ、2015年にはイングランド、2019年には日本で開催されることが決定しています。
2007年のフランス大会では、過去最大の総観客数、約225万人を記録しました。2011年のニュージーランド大会では総観客数が約141万人で、そのうち海外から訪れた観光客は約13万人、テレビ観戦者数は世界207の地域で約39億人でした。
現在、ラグビーワールドカップは、オリンピック、サッカーワールドカップに次ぐ、世界三大スポーツイベントのひとつと言われています。
ラグビーワールドカップは、世界約100ヵ国から勝ちあがった20チームが参加して、予選リーグと決勝トーナメント全48試合を戦います。
予選リーグは5チームずつが4つのグループに分かれて戦い、その中の上位3チームには、次のワールドカップへの優先出場権が与えられます。そのため、2011年のニュージーランド大会で各予選グループの3位以上だった12チーム(ニュージーランド、フランス、南アフリカ、オーストラリア、イングランド、アイルランド、サモア、アルゼンチン、ウェールズ、イタリア、トンガ、スコットランド)は、すでに2015年のイングランド大会への出場が決まっています。
日本を含めるその他のチームは、アジアやヨーロッパなどの各地域に分かれて予選を行い、出場チームを決定することになります。アジアの出場枠をかけた戦いは、2014年の春に行われる予定です。
開催国 | 優勝 | 準優勝 | 本戦参加数 | 予選参加数 | ||
---|---|---|---|---|---|---|
第1回 | 1987年 | ニュージーランド・オーストラリア | ニュージーランド | フランス | 16 | |
第2回 | 1991年 | イングランド | オーストラリア | イングランド | 16 | 33 |
第3回 | 1995年 | 南アフリカ | 南アフリカ | ニュージーランド | 16 | 52 |
第4回 | 1999年 | ウェールズ | オーストラリア | フランス | 20 | 65 |
第5回 | 2003年 | オーストラリア | イングランド | オーストラリア | 20 | 80 |
第6回 | 2007年 | フランス | 南アフリカ | イングランド | 20 | 91 |
第7回 | 2011年 | ニュージーランド | ニュージーランド | フランス | 20 | 91 |
第8回 | 2015年 | イングランド | ニュージーランド | オーストラリア | 20 | 96 |
第9回 | 2019年 | 日本 | ? | ? | 20 | |
第10回 | 2023年 | フランス | ? | ? | 20 |
日本代表は、過去7回のワールドカップ全てに出場しています。いずれもアジア予選を勝ち抜き、ひとつしかないアジア代表の枠を確保しての出場です。
アジアでは最強国の日本ですが、世界の強豪国と戦うワールドカップの舞台では、過去7回で24試合を戦い、成績は1勝21敗2分と厳しい結果に終わっています。
しかし、2015年のイングランド大会での日本代表の目標は、トップ10に入ることです。大柄でパワフルな世界の強豪国に、日本らしいラグビーでチャレンジしています。2019年の日本開催に向けて、日々進化する日本代表を応援しましょう。
2019年の9月から10月にかけて、約6週間にわたり日本各地で開催されます。試合を行う会場は2015年に決定し、全国10~12カ所を予定しています。
日本での開催は、アジアで初のラグビーワールドカップの開催でもあります。大会期間中には、アジアの国々からはもちろん、ラグビー強豪国が多いヨーロッパや、ニュージーランド、オーストラリア、アメリカなどから、たくさんの外国人観光客がワールドカップを観戦に日本を訪れる予定です。
ラグビーワールドカップ2019の最新情報は、こちらにてご確認ください。